5月 28, 2018 | コンシャス・ダンス, 聖なる女性性・セイクリッドフェミニン

ダンス瞑想である、コンシャスダンスを通じて、「内面から輝く自分を作っていく」って、どういう事でしょうか。
型の文化である日本で、日本にある型って、本当に美しいです。体を動かす型で言えば、舞も、武道も。
その一方、あえて型がほとんどない、フリーフォームのコンシャスダンスは、型という外の部分がない分、
どれだけ、自分の内面を大切にするか、目に見えない自分の本質につながるか、が鍵になります。
コンシャスダンスが、輝かせる内面って、何でしょうか。
社会の中で、他人の期待、他人の評価に沿って、私たちは日々、体を動かしています。
例えば、女性の場合、日本女性は、こう動くべし、こうあるべし、という、
女性としての型というのが、日本文化は、すごく厳密に、あります。
その規範の中で、外面としての体が動き続ける中、内面もおのずと、型に沿ったものに、なります。
例えば、おしとやかである事、品が良い事、きちんとしている事・・・
どれも、素敵な事です。
ただ、それが、かなりの部分、生まれ育った環境と、周りからの期待からできていて、
日本女子として当然そうあるもの、そうなければ、美しくはない、と思って、形成されてきたもの、です。
野性の女のリトリートという、日本的にはかなり激しい名前のリトリートを構想した時、私は、
女性の万華鏡のような多面性に、想いを馳せたんです。観音や菩薩ですら、ありとある顔を持っているんです。
野性の持つ意味は、また別に触れますが、
言いたいのは、女性が内面に持っている輝きの質は、本当は、いろんな顔を持っていて、
その一方で、これが私だ、と決め込んで、外に表現している事が、多いんじゃないかなぁ、と。
フリーフォームが、ちょっと不安、怖く感じる、という人がかなり多いようなので、なぜかなぁと思うと、
この、社会の規範から、はみ出る感じ、言われた事ではなく、自分で感じて動く感じが、
すごく違和感があるのかも、しれません。
ヨガだと型があるからやりやすいけど、ダンスはちょっと・・とか。
でも。
外からの目に囚われずに、自分の内面に向き合って、それを表現できる場、
それがダンス瞑想には、あります。
誰からも指示される事なく、自分自身の内面を見つめて、
それを形に取って表現する事によって、内からの輝きが、自然に、身につくのですよ。
作られた美ではない、偽りのない、自分自身としての美、輝き。
これを私は野性の美、と呼んでいますが、内から自然に輝いていく、そんな事を、ダンス瞑想が、
してくれる、と思っています。
野性の女のリトリート 関東・関西、ご参加される方、募集中です<3
5月 21, 2018 | タントラ, 聖なる女性性・セイクリッドフェミニン

4月に、とても辛い別れと、傷心を体験しました。
心にぽっかり穴が空いたような、笑いが全く持って顔に浮かばないような、日々の忙しさに紛らせて
何とか麻痺させておきたいような痛みを通り抜けて、色々と気づいたことがありました。
その一つに、私は愛される事に自分の幸せを委ねていたんだな、という事。
逆に言うと、愛されないと不幸せに感じる、となります。
ところで、不思議な事に、私の周りの結構な数の女性が、同じ時期に、
長期にわたるパートナーシップの解消という大きな節目や、別れを迎えていました。
「女性は愛する人に愛される事が幸せだ」というセリフがあります。
真理がそこにあります。
本来的に受動的な性である女性性は、受け取る事により満たされる、という基本性質があるからです。
プライドにとらわれずに、愛される事を、素直に求められる女性は、人生の流れにスムーズに乗りやすいと思います。
また、愛を素直に表現できる男性は、女性に尽くされやすい、とも言えます。
でも、性別を問わず、愛される事を素直に受け止め、愛する事を素直に表現するのは、大半の人にとって、
簡単な事では、ありません。みんなそれができるなら、今の世界はもっと、楽チンな場所になるに、違いありません。
さて、受動的であればあるほど、女性は自然と、自分自身を愛する事から、相手を愛し愛される事へと、
意識がシフトしていきます。I love you because you love meのような「紐付き」の愛が、自然に芽生えたりします。
「自分自身を愛する=相手に愛されるような自分になる!」というマーケティングが、世界中を埋め尽くしているのも、
女性の受動的な性質に、すっと入るものだから、でしょう。
そして女性は、魂の求めている愛が受け取れない時、
- 自己評価が谷底まで落ちて、自分は価値がないと感じたり
- 何とか愛を「取り戻そう」と無我夢中になったり、
- 何で愛してくれないのかと相手を責めてしまったり、
- 愛が自分から離れていった空虚感を、感じがちです。
そんなバイブレーションを感じて、ますます、相手は遠ざかっていきます。
これを責める事なく、女性は、受動的な性質があるんだ、という事を、自分自身で、優しく受け止めてあげたいですね。
そして、、、この「すっからかんになってしまった」時、鏡である相手からの愛を受け取れない時こそ、
真実の愛につながるチャンス。
天から与えられた試練、とも言えます。
愛の本質は、どこにも所属せず、かつ、全てを満たすエネルギーである。
瞑想をしている時など、瞬間的にこれを感じる事は、どんな辛い事態にあっても、可能です。
が、安定的に、定常的に、パートナーなどの他人に依存する事なく、これを感じている段階に至るには、
たくさんのヒーリングやワークが、必要になるように、思います。
私自身は、現在、愛のエネルギーにつながる事を、
ダンス、瞑想、呼吸ワーク、自然へ入る、女神につながる、ヨガ、など、
色々なセルフヒーリングを通じて行っていて、愛へのつながり直しを、
自分の提供するワークの中心に置いていきたいと感じています。
あとは、個人的には、今は、なるべく心優しい人たちに会うようにしていますよ★
そして、概念としてでなく、腹/子宮の底から、
・自分自身が愛のエネルギーである、
・自分を愛している、
・別離した相手も含めた世界を丸ごと愛している、
という事が、心身共に身につく時・・・
真実の愛につながるチャンスをつかんだのだと、言えるのかもしれません。
京都での満月の女性の集い 5/29
野性の女のミニリトリート(関東)祈りの森編 ダンス・野生・瞑想 6/16-17
女性向け動的瞑想リトリート 水と龍のヒーリング –野性の女のミニリトリート(関西)– 6/30-7/1
5月 12, 2018 | Uncategorized, タントラ, 聖なる女性性・セイクリッドフェミニン

「なぜ女性だけのプログラムなの?」 「男女というカテゴリーは、もう古いんじゃない?」
などの疑問やコメントを、時々受けています。
私は、男女性の調和を取るためにも、女性だけの時空間を大切にしています。
そして、性別という人の側面を慈しむ事と、性別を超えた人間の全体性や、かたちを超えた人間の存在を大切にする事は、
決して矛盾しない、と考えています。
大切なテーマなので、 私なりの見方を、少しづつ、書いていきますね。
<女性独特の、安心感>
女子限定体操・ヨガ、 女子会・・・
女性向けのワークが大好きな私でも、私は最初、日本に帰ってきた時に、実は男女の分離度に、ちょっと驚きました。
ある時、女性が男性の存在に安心ができないベースには、痴漢やハラスメントが蔓延する社会があるという事に、
友人との会話から気がつきました。
そんな、性のトラウマを差し置いても、生理的に、女性は男性と一緒の時にいる時と女性だけでいる時では、体に変化が出ます。
要は、いい意味で、 自動的に、緊張するのですよ。
タントラで、「極性」とも呼ばれるものにも、つながります。
女性だけでいると、この緊張感がないことが、父親的存在の与える安心感とは異なる、
ある本質的な安心感につながる、という事が、言えるのです。
さらに、「男性の前だと言いにくい事」がシェアできたりします。悪口とか、隠すとか、ではなくって、
秘密のことだって、あっていいんです。言いにくい事がある事自体を、ジャッジなしで受け入れる場が、あっていいんです。
<男性への愛を深めるためにも、女性同士で集まる>
女性で集まる事で、起きる事。それは、いかに自分の悩みが、他の女性の悩みと似通っているかに、気づくこと。
そんな悩みのうちの多くが、男性との関係、そして自分の内にある女性性と男性性のバランスの崩れ、なんです。
鏡とも言える他の女性の存在を見、女性という鏡を通して自分の姿が観られた時に、
男性に向かい合っていた時には、少しぐらついていた、女性としての足元が、しっかりとしてきます。
自分の足でしっかりと立てた時、自然と、男性との関係が、愛と調和の取れたものにシフトしていく。
これを、私はいつも、女性が集まる中で、見てきました。
まぁ、押さえつけていた男性への怒りが、女性が集まる事で、表面化して、どっかーんと出る場合も、ありますけどねー!笑
女性と男性への、両方の愛を深めるためにも、ぜひ、女性同士で、集いましょう。
LGBT/gender fluid、女子会と私のプログラムがどう違うのか、などは、またのブログにしたいと思います。
5月 11, 2018 | コンシャス・ダンス

「ダンスって、何だか、疲れそう。」
ダンス、大好き!楽しそう!とエキサイトする人がいる一方、ダンスには腰が引けるというのは、よく聞く声です。
実は、☆疲れている人こそ、ソファーで寝そべるよりも、ダンス瞑想が、いやしに効く☆ のです・・・・
なぜでしょうか?
- エネルギーを活性化させれば、いやしにつながる。
朝から晩までパソコンの前に座って、体がなまっている割には、頭脳作業でぐったり疲れている、あなた。エネルギーが滞っている状態です。
良い睡眠を取って休むのは、いやしにとって、とても大事。でも、ソファーで週末ゴロゴロしていたりしても、真のいやしは進んだり、しません。
この状態では、座禅瞑想に行ったりしても、あまり効果がない場合も多々あります。
フレッシュなエネルギーを招き入れるには、エネルギーを動かすことが、大切なのです。
- 気疲れやストレスが、動くことで、体の外に出る。
体はあまり使っていないのに、対人関係で気疲れ、都会生活自体の疲れ、が体に溜まっていたり、します。
溜まった感情、ストレスは、動かすこと、表現することで、体の外に出す事ができます。
3. 意識を持って、自分のペースで、動けば、いやされる。
瞑想、意識をクリアに持って動くことは、単に動くのと、まったく違う効果をもたらします。
リズムと共に自然に体が動きだす、ダンス、というものに、この瞑想、意識を取り入れる事で、潜在意識のレベルでのいやしに、つなげていく事ができるのです。
また、コンシャス・ダンスでは、こう動かなければならない、というルールがないので、
それこそ、疲れてきたら、休んだり、スローダウンしたり、体の声に沿って動けるのです。
リズムに乗って、他の人のエネルギーに乗って、踊っていると、自然と身体が動いていく中、
どこまでいけるかな? どこまで行きたい、自分の身体に問いかけるのも、瞑想の一つと言えますね・・・
疲れたー と思っても、踊った後は、不思議に安らぎを得られる・・・ダンスフロアへ、ぜひ足をお運びください。
京都・滋賀エリアの定期ダンスセッションは、こちらからどうぞ。
女性向けダンス瞑想リトリートは、以下からどうぞ。
野性の女のミニリトリート(関東)祈りの森編 ダンス・野生・瞑想
女性向け動的瞑想リトリート 水と龍のヒーリング -野性の女のミニリトリート(関西)-
3月 1, 2018 | タントラ, 自然に根ざした社会
タントラを通じて、コミュニティ内の人のつながりが非常に強くなる件、またタブーに縛られない社会ができる件につき、
前回ブログで触れました。
今回は、パーマカルチャーや自然系のコミュニティにタントラがどう取り入れられていくのかを、書きます。

〜森の中でのタントラ瞑想のあと、人と自然がやたらにハグする様子。インドにて〜
<パーマ・タントラ??>
パーマカルチャーとタントラを一緒に教えるコース「パーマ・タントラ」を開催してきた、
タントラ・パーマカルチャー・ヒップホップ・アーティスト笑のDeva Presenceに去年会いました。
いい人すぎる上に、濃いキャラでした。
パーマカルチャーデザイナーを長年やってきて、自分自身の農園もアメリカに持っているパーマカルチャーのプロであり、
タントラを世界各地で教えているDeva。
彼の夢は、タントラとパーマカルチャーを結びつけた農園リトリートを作ること。私も前々から同じ事を妄想していたので、
意気投合しました。
「パーマカルチャーは、全てがつながっているという思想。何ものをも排除せずに生きるタントラと同じだよ!
人間版パーマカルチャーがタントラだよね!パーマカルチャーとタントラはどちらも無条件のラブを基本にした世界・・
お互い相性が良すぎるはずだよね!と言うより、ここは人類の未来のためにも、つながらなきゃ、ダメでしょう!」
その通り!
自然と人間のつながり、そして自然をこよなく愛すのがパーマカルチャーであれば、
タントラは人間という存在をこよなく愛す哲学・・・
そしてタントラを学んでいると、自然とのエネルギーの共有、調和と深い一体感が醸成されるので、
結果、自然と調和したライフスタイルを追求して、パーマカルチャーに行き着くということも、あります。
現段階では、実験として各地で試みられている、パーマ・タントラコミュニティの試みは、今後要注目と言えましょう。
ちなみにDevaのIn Abundanceと言うヒップホップCD。ラブいっぱいで、すごくいいので聞いてみてください!
すごーく素敵なパーマカルチャー・テーマソングも入ってます!
(ちなみにパーマカルチャー本家のパーマカルチャーについての定義には、あらゆる精神論を定義自体からは
排除することになっていますが、コミュニティの応用としてはヨガや仏教の瞑想なんかもどんどん入って行っています。)
<野性のコミュニティとタントラ>
以前ツアー企画も組んだ、アメリカの野性に深く繋がったタイプのコミュニティでも、タントラはごく自然な事として、
コミュニティに入って行っているようでした。
アメリカでも名高い山の中のエコビレッジEarthhavenの中にも伝統タントラコミュニティがあり、
アメリカ最大の野性のフェスFirefly gatheringでも現代タントラのコースが毎年開催されています。
タントラは内なる野性力を高める事でもあり、生命エネルギーの高揚をもたらします。
これらは自然に体を通じて理解・体感できる事でもあります。
また、雌雄のバランスと協働により世界ができている事も、自然の中にいると、火を見るより明らかになります。
野性力が上がるほど、男女性間の調和や人間性全てを肯定するタントラが、自然に感じられるようになってくるのでしょう。
ワークショップの紹介はこちらへ!
次は、タントラがもたらす根源的な平和と美の世界、そしてコミュニティの全体性の深化について、触れたいと思います。