2月 26, 2018 | コンシャス・ダンス, タントラ, 女性と自然
男女性の調和についての、地球規模の。大切さについて、前回のブログで触れました。
さて、自分の家から離れて、男性と女性が一緒に過ごす場って、2種類に大きく分かれる、と思います。
その1:男女間のエネルギーがニュートラルな場。職場、コミュニティスペース 、など。ヨガや瞑想のスペースもこれに入るかと。
そもそもセクシーな感じは人前で出してはならぬ。と考えると、要らぬ誤解・誘惑・関心は、避けたいところです。
その2:男女間の磁力が強い場。お酒が入ったクラブやミュージックフェス、バー、あるいは、お見合いコン、など。
前者では、お酒の「勢い」や、煙草や照明の力を借りて、性的なエネルギーが導かれています。
後者のお見合い系では、逆で“きちんとした”品性ある場を作る事で、安心感ある男女の出会いが作られます。
(お酒は入ると思いますが・・)
様々な系統の場に参加してきた私の心は、魂と魂が出会うような、深い経験をできるスペースを、
無意識的に求めていたようでした。
<目からウロコな、男女交流のスペース>
タントラやコンシャスダンスを習い始めた時、私の目から、 ウロコ が落ちました。
*タントラについて様々な解釈がありますが、本質としては「何も排除せず、全体性を持った包括的な生き方」と私は捉えています。
- 男女間の磁力エネルギーが、恐れられる事なく表現されている。かつ、安心感がある。
相手と自分が個人として惹かれ合うかどうかは、全く、気にしないでいい。
「男女間の磁力エネルギーを、
人間の全体性の一部として、
人前でありながら、
意識をはっきりと持ちながら、
自然に表現して、安全。」
というのは、衝撃的で、公の場では、常に隅の方に寄せておいた、女性としての部分がリラックスして解放される、
新しい価値観との出会い、でした。
2.タントラでは、お互いを尊く美しい存在として見つつ、自分をさらけ出せる、深い場がある。
タントラが、男女間の磁力の強い他の場と、決定的に違うのは、それぞれの人に尊さを見出す、所にあります。
サルサなどのペアダンスの場と似つつ、尊さと尊敬がベース。
いい人と思われる行為だけが尊いのではなく、全体性を持った全てが尊い。
なので、自分の弱さや脆さ、怒りの感情その他、何から何まで表現しても、安心に感じられる。
また、男性が普段出さないようにしている野生的なパワーやエネルギー、女性が表現を控えている爆発的な感情なども、
人間としての要素として、受け止める土壌があります。
安心できる場で、魂が触れ合う経験。
そんな場を感じに、ぜひ遊びに来てみてください。 東京・関西でのワークショップの案内
2月 25, 2018 | コンシャス・ダンス, タントラ, 女性と自然
男女関係以外にも、仕事に家族に社会貢献にと、色々と忙しい方が多いです。
私とパートナーが主宰する3月の日本でのワークショップでは、男女性の調和に光を当てています。
人類の生存自体に関わる課題だ、と私達自身、捉えています。
が、それがワークショップを取るほどの緊急度を持ったものなのか、いまいちピンと来ない方も。
そこで、(特に社会派のあなたにも!)サクッと解説をしてみました。
-ちょっとドラマチックに、、、男女のつながり。-
<男女性は、世界の根本原理。>
日本の国産み伝説では、男神のイザナギと女神のイザナミが、矛をくるくるちょんとして島を生んだ事になっています。
男性と女性の要素と力、そして融和によって世界ができていることを、象徴的に示した物語、とも言えます。
動物界・植物界、そして人間の世界の命のめぐりは、基本的に、雌雄のつながりから生まれています。
草花も木も、鳥も動物も。
<引き合いの磁力から、ものが生まれる>
地球という惑星も、プラスとマイナスの磁極によって形成されています。
プラスとマイナスの、完全に相反する力が引き合う事で創造がもたらされます。
全く違っているからこそ、引き合いが生まれ、新しいものが生み出されます。
もちろん、私達は、性別を問わないコラボから、ものを作り出しても行きますが、
男女間のコラボには、特別な引力があると思いませんか?
男女間の磁力が作り出す創造性の極致は、子作りと言えますが、創造の形は子ども以外にも、
家族関係・コミュニティ・社会・ビジネス・様々なプロジェクトなど、男女のコラボと融和から、
男女性の両方の要素が組み込まれた、新しいものが生まれていきます。
男性と女性がそれぞれ“らしく”ある事や、競争を超えてお互いの違いを財産として慈しむ事は、
セクハラとか性差別とか価値観の押し付けだとかいう見方を超えて、バランスの取れた創造のために、大切なんです。
<バランスの崩れが、マズイ事に。。>
この辺までは、まぁ普通にそうだよね、、(男女参画社会のトークとかで聞いた・・)という感じかもしれません。
男女間のバランスの崩れがマズイのは、個人の性の葛藤やパートナーシップにおける軋轢などの問題にとどまらず、
環境破壊や暴力などの社会のひずみまでを形作っているからです。
どういう事?
ぶっちゃけ言って、今の世の中は、男性社会です。
どう男女平等と言っても、男性が1000年かそれ以上かけて作ってきた社会です。
その中で、女性の原理は、社会の原理からだいぶ端っこの方にキュキュっと寄せられています。
というのは、”男女平等”の大半は、女性が男性社会に合わせて、男性化する、という結果になっているからです。
(もちろん、投票権とか雇用均等とか、女性”差別”を超えた基本的人権の部分は大事ですが、差別と区別は違います)
社会やビジネスのデザインが、自然破壊を生み出し、貧困などのひずみを生んでいる事は、
女性性と女性の原理が抑えられている事と、関わっています。
直感、感情、感性といったものは、女性性の特徴ですが、これに欠ける社会は、大きなひずみが生まれます。
持続可能な社会を作るには、女性性というものについて、女性と男性が共によーく理解している事と、
男性が自分の中の女性性をも開花させる事、
また女性が男性社会で認められるべく男性化するよりも、自分の中の女性性を大切にする事、が、鍵になるのです。。。
さらに、男性性の方では、昨今、男性性的力が弱って、草食系が増える結果となっていたりします。
それは好みの問題、と言う声もありますが、ピースフルな草食系が増えた結果、不満が溜まった
肉食系?的男性のパワーが暴走するという形で全体のバランスが取られる可能性が、あります。
例えば、男性”らしい””的な”要素の一つと言える、野獣的なパワー。
動機付けが正しければ、素晴らしく建設的な力になるものが、動機が力の行使自体である時、
破壊、社会での制圧と征服、さらには”聖戦”と称した不毛な争いと戦いに向かったりします。
男性が、自分の男性性を、よーく理解して、内在化していく事、男性が男性同士の力を受け止められる事は、
社会全体のバランスの崩れを避ける事でもあったりします。
最後に、、
性のエネルギーは、新しい生命を作るだけあり、生の根本のパワフルなエネルギーです。
が、これが恥ずべきものなどとして抑圧されると、うっぷんを晴らすべく、歪んだ形でエネルギーが爆発したり、
エネルギーが沈没してうつなど自己破壊的な方向に行く事もあります。
アダルト系産業など、性の商品化は言うまでもなく、性のパワーの吸い取り先になっていますが、
さらには、ISISなど中東の昨今の極端なテロリズムの盛り上がりは、
性の否定によるエネルギーの暴走から来ているのではないか、
と中東の友人が言っていたのをも思い出します。
男性性と女性性を、あらためて見つめなおすこと、違いの中の美しさに気がついていくこと、
つながりに尊さを見出す事-男女性の融和は、個人と世界の課題を癒しへと導いていく力を持っています。
何となく頭で考えると納得いくような、このテーマは、体を通して理解しないと、本当に腑には落ちません。
ダンス、瞑想など、体感のワークで、男性性女性性への理解、ぜひ深めに来てみてください。
東京・関西でのワークショップの案内
12月 28, 2017 | コンシャス・ダンス, 女性と自然
At the end of this year, I am reflecting life, just as you do.
How I have been as a human being, each single moment?
And how deeper have I embraced myself being in this body as a woman?
I feel fortunate being born in a woman, which contains amazing facets, capabilities and talents.
Without being rigidly identified as a woman, it is good to be aware of and exercise potentials and power which we women possess.
Feminine energy is powerful for the healing of the world and creating necessary changes in the planet.
…And I forget this conscious exercising of feminine power, every so often… by growing up being very gender neutral. It’s important to fully embrace what has been bestowed to us as a gift !!
I want to address what have been suppressed in women’s psyche through embodiment / dance.
Body carries social norms and collective pains, as much as it does individual memory and emotions.
Through body, lots of conditioning, stories, and suppression can be released, about being a woman and embracing feminine essence.
One body at a time, when we open up to make a shift within us through body, the world would also start changing. A revolution happens one body at a time…
12月 14, 2017 | コンシャス・ダンス, 女性と自然
I feel populations of dancers (those who learn dance are dancers) are growing quite fast, nowadays.
Dancing meditation is also rapidly growing, in parallel with the growth of sedentary/stillness meditation.
It is an awesome phenomena !
In our high-tech sedentary life, and with the individualistic culture, many of us are hungry for dance – that expression of passions, that aliveness of moving of body.
However, isn’t your dance happening only on a dance floor?
Aren’t you keeping your dance as “my (secret) hobby”? Yes, often time, dance has a taste of “secrecy”…
Once you step out of the dance floor, are you not shying away and returning to your “regular self” which does not easily show your dancer’s side to others?
Are you dancing your daily life?
Dancing daily life doesn’t necessarily mean that you suddenly start dancing on a metro platform, or kitchen of your house while cooking – it’ll be awesome, though.
That Passion.
That aliveness, fluidity, energy, joy, spontaneity, authenticity, and creativity, which you express through dance….
Those, we can bring into our daily life.
How we see and experience dance itself, would make this shift.
My next dance workshop on blooming into womanhood is also about this – about shifting in how we live our daily life as a woman. Come join !
https://www.facebook.com/events/252360738632511/
PS: My friend made an awesome documentary of Conscious Dance – highly recommended to watch it! http://kenmartini.com/dance-documentary/
9月 4, 2017 | 女性と自然, 野性の意識 Wilderness awarenss
Since a year ago, I started to bring my “high time” – moon time day 1 – into nature/wilderness.
Sitting directly on earth, connecting my yoni to Mama earth, breeding into soft moss, to soil, to ocean, in sun and in rain,,,
Feeling where my blood originally belonged to, the eternal ring it returns to, and the primal connection between Us Women – me and Mama.
And I go “home” and dream deep.
Day 1 is lighter when I sit in nature.
Obviously my day 1 has no work. A special womb day.
Wild bleeding is an entirely different experience than ones I had in busy and unsensitized city life where a period were seen an obstacle. Plastic gears surrounding menstrual bloods are even unthinkable..
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4月 21, 2017 | 女性と自然, 自然に根ざした社会, 野性の意識 Wilderness awarenss
別のブログで触れた、東インドの64の女性神殿にて。
1000年を経た女性神の石像は、今も生きているかのように、美しく立ち、しなやかに踊っていました。
それぞれの石像は、高さ50cm弱ほどの小さなサイズでありながら、強いパワーを放っています。
(神様の像の全身写真をアップロードするのは、はばかられるため、足元の姿だけ、シェアしました。)
全ての女性神は、トップレスで、全身を美しく飾り、その美しさを誇っています。
「神」が持つ一般的なイメージ ー ストイック、悟り、感情を超えた存在 ー と対比的に、
美しい身体表現と豊かな表情を通じて、神性を体現(Embodiement)する、女神像。
身体性を包容する信仰は、ストイックな信仰と相反するものとして迫害される歴史を持っており、
女神のほぼ全てが、顔、乳房、腕や足のどれかを、過去の侵入者に破壊されています。
<動物の女神たちの教え>
さて、女神石像の中でも、特に強いエネルギーにぐわーっと圧倒されたのが、神秘的で原始的な生命力を秘めた、
動物神たちでした。
Yogini templeの神様たちは、シャーマニズム(自然信仰)が色濃く残っている時代に、
それぞれの動物が持つ力がそのまま信仰されていることを感じさせます。
(左:蛇の女神。)
猪の女神、ライオンの女神、ネズミの女神。蛇の女神、と、
動物の顔と女神の体を持つ神たちが、Yogini神殿には、多数。
美しい女性の顔を持つ神々を圧倒する、野生的なエネルギーを全身から放っています。
これらの像は、単に動物の顔を持っているだけではなく、
体全体で、それぞれの動物が持つ力(メディスン)を、体現しています。
仁王のようにたくましい立ち姿のライオンの女神。
野性を全身に漲らせて踊る、猪の女神。
ネズミの女神は、背筋がすっと通り切り、凛としています。
(ネズミから学ぶことが何なのか、深く考えたことはありませんでしたが、ネズミは知能の高い動物です。)
こと、他の神殿の入り口などのキーとなる場所に守護神として美しく立っている、蛇の女神像は、
命のエネルギーが立ち上る様を見事に表しており、それを見る事で、私自身の体のエネルギーも、
通りが良くなるよう二、感じました。
神性を体現する像を見つめる事自体が、 体を通じた 深い瞑想となっていきます。
、、、生命力の溢れたありよう、野性の知性、直観力、力強さ、、、
山で猪に遭遇した時、大蛇を目にした時、人々は畏れとともに、どのような感化を受けたのか・・・
人と自然の間の境界線が、今のようにくっきりしていない時代の、自然から啓示を得ていた人のあり方に、
思いを馳せました。
そして、女の動物神は、女性が野生のエネルギーを体現していた時代の、
女性のあり方の象徴でもあるかもしれない、
とも、思いました。
インドは精神哲学が発達した地域の中では珍しく、動物神の地位がメインストリームの信仰で高い文化。
有名どころでは、象の頭の神様ガネーシャ、サルの頭の神様ハヌマーン(いずれも男神)。
これらの神様は、神話のストーリーの中でかなり人間化され、彫刻も人間的な印象を受けるものが多いです。
比べて、Yogini神殿の動物神は、野性のエネルギーと神秘性が、そのまま、残されていたのでした。